アルファロメオ 159SW(スポーツワゴン) 人生2台目のアルファロメオ、そして一番長く乗ったクルマ

久しぶりに過去に乗ったクルマです。このアルファ159で一通り書いたことになります。

レクサスIS350が3年目の車検を迎える直前に人生2度目のアルファロメオを乗り換えました。乗り換え予定はあまりなかったのですが、様々なタイミングが重なって再びアルファを所有することになります。

初めてのマイカーだったアルファGTVはトラブルに4つタイヤを付けたようなクルマでした。それから時代は流れアルファロメオもすっかり変わっていました。エアコンが効きました。

それにしてもアルファロメオというのは不思議なクルマで、GTVで苦労したのに、また乗りたくさせる魅力があるブランドでありクルマです。

アルファロメオ 159SW(スポーツワゴン) 2.2JTS セレスピード

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159SWに乗り換えた直後にレクサスは米国でブレーキのリコール問題を抱えることになります。リコール発覚前だったので、かなり良いタイミングでIS350を売却できました。加えて色々な事情が重なったことで、ほぼキャッシュアウト無しで159手にいれました。そういうこともあるんです。

最初に買ったクルマがアルファだったことからも分かるように、私は元来アルファロメオが好きです。「アルファロメオ」という音が素直にカッコイイですし、イタリア車というのも心をくすぐる(あるいは逆撫でする)部分があります。

細かいインプレッションは省いて、結果だけを言えば、159SWには5年弱乗ることになります。私が一番長い期間乗っていたクルマということですね。

それだけ文句が無かったわけです。デザインは最高でしたし、ISで唯一不満のあった内装のセンターコンソールまわりのデザインも159は素晴らしかったです。

エンジンは2Lで、IS350から大きくパワーダウンしました。明らかに非力でした。ところが、パワー慣れ(飽き)していたので、今度は逆に非力さが楽しかったんですね。高回転までエンジンを回せるのを心地よかったんです。散々文句を言われていたエンジンなんですが、しばらく乗ってると良い感じにアルファサウンドで、満足度は高かったです。セレスピードという変態的なミッションを操作して高回転まで回すのも独特の楽しさがありました。ハイパワーエンジンの次には、ローパワーエンジンが欲しくなるのが私の傾向のようです。

セレスピードは本当に独特なミッションで、セミオートマなんですけど、アクセル操作だけで上手くクラッチを繋いでギアに入れたりすることができました。何を言ってるか分からないと思うんですけど、これはセレに乗らないと分かりません。

セレスピードのネタは細々あるんですが、ギアを急いで変えるとギアが壊れるというのは有名です。そして事実です。駐車場などで焦ってD->Rなどのギアチェンジをしてしまうとそこでゲームオーバーになる可能性があるクルマでした。ギアを変えたあとに一呼吸置いてから、次のギアへ変えるのがトラブルを避けるコツです。何度かおや?っと思ったことがありますが、私は深刻なトラブルは無かったですね*1セレスピードは、他に替えがない味のあるミッションでした。159に飽きずに乗れたのはセレスピードという風変わりなミッションの貢献も大きいと思います。

さて、結局、この車両は2度目の車検を前に手放すわけですが、これは159SWに不満が出たというより、クルマを必要としなくなったからですね。そういう訳で乗り換えではなくて、乗り切った(次のクルマを買わなかった)唯一のクルマとも言えます。

*1:そうそう壊れるわけでも無いので、セレが不安という方はそこまで心配しなくて良いと思います。少なくても私は5年間ノートラブルでしたから。