新型アウディTT (Audi TT TTS )に試乗しました(中編)

新型AudiTTの試乗記録です。新型アウディTT (Audi TT TTS )に試乗しました(前編)に続いて、中編では内装を中心に書いて行きます。

 

豪華なレザーシート

新型アウディTT

ドアを開けると試乗車は赤いレザーシートでした。これはかなりカッコ良いです。テンションが上がります。ボクスターアルカンターラのシートに座って以来、レザーシートへの欲求が無くなっていたのですが、レザーシート良いなと思いました。華やかです。シートは電動でした。

 

次期型ポルシェ風のハンドル

新型アウディTT

ハンドルも高級感と先進性があります。ポルシェ918スパイダーや次期型ポルシェ911のようなステアリングです。個人的にはステアリングにボタンが沢山ついてるのは苦手(間違って押してしまいそうで怖い)なんですが見た目は非常に良いです。握った感じはやや太めのステアリングで、しっとりした皮が手になじむ感じです。好印象です。

 

センターコンソールが革新的 

新型アウディTT

新型アウディTT

センターコンソール周りの一番のポイントはナビ用液晶が無いことですね。そのおかげですっきりとして、なんだか昔のクルマみたいです。いつの間にかナビの液晶画面がコンソールにあるのに慣れていましたが、個人的には無い方がスッキリして好きです。素晴らしいと思います。

ナビが無くなったことで、センタコンソールまわりの内装デザインの自由度は相当上がっているんだと思います。エアコンの吹き出し口は、かなり大ぶりで、操作用つまみが真ん中にあるという斬新なデザインなんですが、こういった意匠もナビ画面の排除の恩恵では無かろうかと思ったりします。

ナビ画面を無くせたのは、大画面の液晶パネルメーターを採用して、コックピットにナビ表示できるようになったとか、ハンドルにコントロールを移せたとか、細々した技術の進歩の成果の積み上げの結果かなと思います。

技術が一歩進んだことで、昔のようなセンタコンソールデザインが戻ってきたというのは面白いです。もちろん単純に先祖返りするわけではなく、より洗練されて斬新なデザインも盛り込まれています。同じようなことを繰り返しつつ、確実に前よりも良くなっていく、螺旋階段を登っていくようなこの手の進化が好きです。

シフトレバーの質感も非常に良い感じです。しっかり握れるし操作しやすいです。ボクスターもシフトブーツぐらい付けてくれたら、もう少し高級感が出るような気がしますが、素朴な感じもボクスターの個性だったり良さだったりもするので難しいですね。

 

ドアミラーがカッコ良い 

新型アウディTT

内装からはやや外れますが、ドアミラーがやたらとカッコ良いです。写真だと伝わりづらかと思うのですが、独特なシャープな形をしたドアミラーです。車内からドアミラーをみてカッコ良いと思ったのは始めてです。良いミラーです。実用装備の最高峰かと思ってましたが、カッコいいドアミラーも存在するということですね。

 

後部座席が存在する 

新型アウディTT

後部座席があるというのはそれだけで素晴らしいことです。荷物もおけますし、緊急時には人が乗ることもできます。前のシートから出ているバンドを引くと席が倒れます。文句なしに便利です。

 

今回は内装について書きました。次の後編では走った感じなどを書いていく予定です。