ボクスターの車高調を下げる2つの方法 PASMとスポーツシャシー

私が購入時に諦めたオプションの一つにPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)があります。以前こちらの記事でも触れましたが、展示車で購入した関係で泣く泣く諦めたわけです。

 PASMはPDKやスポーツクロノパッケージと並んでポルシェの技術が詰まったオプションらしく、走行状態に合わせて動的にサスペンションの硬さ?などを設定する機構のようです。したがって街乗りでは柔らかく、スポーツ走行ではシャッキリとした乗り心地になるとのことです。

さらに(ここからが今日の本題ですが)PASMには乗り心地だけでなく車高調を下げる効果もあります。標準サスに比べて1cm車高調が下がります(スポーツシャシーを入れると2cm下がります)ポルシェのコンフィギュレーターを利用して、外観がどの程度変化するか比べてみました。ベースグレードのボクスターに19インチアルミで比べています。

ボクスター 車高 PASM

ボクスター 車高 標準シャシー(ノーマル)

ボクスター 車高 スポーツシャシー

 

こうやって並べてみると、意外とPASMの車高調を下げる効果がすくないですね。。ちょっとイメージと違いました。2cm下げたスポーツシャシーだとかなり見た目も変化することが分かります。

 

上の画像は車体を真横からみた画像ですが、通常のシチュエーションでは視点はもう少し高いところにあるはずです。視線はドアと同じ高さではなく屋根ぐらいの高さですから、斜め上から見るような感じになります。のでアングルを少し傾けて、少し上から見た状態でも比較してみました。 

ボクスター 車高 PASM

ボクスター 車高 標準シャシー(ノーマル)

ボクスター 車高 スポーツシャシー

 

視点をほんの少し上にズラしただけですが、車高調という観点だとPASMとノーマルシャシーの違いはかなり小さくなったようにみえます(というか、コンフィギュレーターだと見分けが付かない)スポーツシャシーは視点を変えても、かなり車高調が低く感じられます。

 

実際に納車されて思ったことは、19インチアルミとノーマルシャシーの組み合わせでもそこまで腰高感は感じないということです。購入時にPASMを諦めるには、それなりの覚悟が必要なのですが(PASMは後付できない)、私の場合は乗り心地や性能ではなく、車高調という視点でPASMを見ていたので諦める覚悟ができました。

どうしても車高調を下げたくなったら、乗り心地を犠牲にしてスポーツシャシーを入れればよいと思ったからです。スポーツシャシーは後付でも部品代が27万円と、ポルシェにしては手頃な値段ですし。

今回こうやって、改めてコンフィギュレーターいじった感じとしては、スポーツシャシーの2cmはかなり効果が大きいなということですね。乗り心地そのままのスポーツシャシーが出てくれればいいんですが、、出ないでしょうね。

かといって、サードパーティーの製品で車高調という下げるのも避けたいところです。考えぬかれているであろうボクスターの足回りのバランスを崩してしまいそうで勿体無いかなと。

なににせよ現状の満足度はかなり高いので、当面は車高調を弄ることはなさそうです。

 

ちなみに、今回の画像は実車ではなくポルシェ公式ページにある3Dのコンフィギュレーターを使いましたが、このコンフィギュレーターはとても良く出来ています。2Dしかやったことが無いひとは、プラグインのダウンロードを面倒がらずに3D版を試すことをオススメします。よくあるJavaで書かれたコンフィギュレーターではなく、Unityというゲームなどを開発するとき使われる技術を使って作られています。そのため、3Dの動きが非常にスムーズですし、細かいオプションの脱着も比較的正確に3Dモデルに反映されます。