ボクスターの足回りからの異音（問題なし）

走行距離6000Kmでボクスターに始めて気になる症状が発生しました。結論としては何の問題無しでした。検索しても同様の症状がヒットしなかったので一応メモを残します。

症状　1日目

左後方からキィキィという音がします。音の質としては、ブレーキが鳴った時の音、もしくはサスペンションが鳴る音です。オープン状態で走っており、最初は周囲のトラックなどのブレーキやサスペンションかと思ったのですが、どうやら自分のボクスターが鳴っています。

速度が25Km以下になるとキィキィとなります。速度をあげるとキィキィとなるタイミングがどんどん速くなり音が高くなります（レコードを速く回していく感覚）。速度が40〜50Kmぐらいに達すると音は聞こえなくなります。

最初はブレーキやサスペンションが鳴っているかと思ったのですが、ブレーキングしなくても鳴ります。また、段差などを越えなくてもなります。キィキィと鳴るタイミングがタイヤの回転と完全に連動している感じです。音量は耳を澄まさなくても明らかに聞こえる音量です。

ちょっと怖い感じがしたので早速購入したＰＣ（ポルシェ・センター）に連絡し、メカニックの方の時間をとってもらって翌日早速持ち込むことになりました。

症状　2日目

車の症状だとありがちな気はしますが、翌日は静かなものです。何も鳴りません。しばらく走れば鳴るかと思ったのですが、結局ＰＣまで走る間に一度も鳴りません。オープンにして耳を澄ましますと、昨日のキィーという音とはちがいますが、シュッシュッという音が微かに聞こえる気もします。

普段なら気になる音ではないですし、前から鳴っていた気もしますが、なんとなく気になってしまいます。キィキィ音を発していた「何か」が走るうちに削れてしまって（パーツの何かが削れてしまって）音質が変化し、音量が小さくなったというのであれば、それはそれで問題な気がするからです。

ＰＣでの診断、異音の原因

到着した時には既に症状もなく、聞こえるか聞こえないかのシュッシュッという音だけでした。前述の1日目と2日目の症状を伝えたところ、とりあえずチェックしてみますとのことで、ボクスターをチェックしてもらいました。

診断結果は異常なしでした。タイヤも外してもらい、ブレーキローター周りにゆがみなどが発生していないかまでチェックしてくれました。結果はゆがみもなく、非常に良いコンディションとのこと。安心しましたが、なんでもないのに救急車を呼んでしまったような罪悪感が。。

ＰＣの方曰く、1日目のキィキィ音は小石などがブレーキローターの隙間に入り込んだ可能性が高いとのことでした。カバーがしてあるのですが、小石は時々入り込むとのこと。ボクスターに限らず、ケイマンでも911でもポルシェでは「ありがち」なことらしいです。小石はそのまま摩耗して無くなることもあれば、段差などのショックで取り除かれることもあるとのことでした。

また2日目のシュッという音は正常な音でした。ジャッキアップした状態で後輪を手で回すと、微かに何かに触れるような音がします。音はブレーキローターとパッドが本当に僅かに触れることで鳴っているとのことでした。左右の後輪から全く同じ音がしていました（小石が挟まった左後方だけではない）。ということで更に安心しました。またブレーキを踏んでいないときでも微かにパッドとローターは触れているという新知識を手に入れて嬉しい気分です。

ということで、結果的には何の異常も無かったのですが、ＰＣの素早い対応と丁寧な説明に大満足でした。ジャッキアップされた車の横で、エンジニアの方を交えて直接説明を受けられるというの安心感が増して良いです。まだ新車保証が残っているのですが、保証は3年目以降も継続できるらしいので、これは継続したいなと思った次第です。

写真は本件に関係なしです。時々パシャリとってる適当な写真ですね。自分の車を撮影するというのは傍目に奇異に映ると思うのですが、写真撮りたくなるものなのです。運転してると見えないですから。