ボクスター(981)の標準シート

ボクスターのシートを気に入っています。標準シートの素材はアルカンターラです。オプションでレザーシートも選べます。

見た目の華やかさはレザーシートですが、座った時に滑りにくいので標準のアルカンターラをとても気に入っています。質感もわりと好きだったりします。

一般的にはレザーよりもアルカンターラの方がオプション料金も高かったりします。ちょっと華やかさには欠けるんですが、車内の上質感重視じゃなければ標準シートのアルカンターラはおすすめです。

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何のオプションも付けていないのでシートは半自動です。背もたれの角度だけが電動ですが、座面の高さ調整、シートの前後調整は手動になります。

背もたれの角度と座面の高さは写真にあるシート横のスイッチとレバーで操作します。操作感に問題は全くないです。スムーズです。シートの前後位置は、シート前方の左側に着いている取っ手を引き上げて調整します(書くと分かりづらいですが、よくあるやつです)

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ボクスターの前に所有していた過去2台は電動シートでした。個人的には、電動シートのノロノロした動きが嫌いだったので、サッと調整できる手動シートは逆に実用的で良いなと考えていました。

手動シートを使い始めると(無い物ねだりですが)電動シートの良さも少し思い出すことがります。座面の高さ調整は全く問題ないのですが、シートの前後調整は手動だと微妙な調整が歯痒い時があるのです。レバーを引きあげ、少しシート位置を修正して、レバーを下ろすのですが、カチっと鳴ってシート位置が定まるまでに少し動いてしまうんですね。手動だと大きくシートを動かすのは速いですが微調整が苦手、電動シートはその逆といった感じです。

電動シートとはちょっと異なりますが、シートポジションメモリはあれば良かったかもしれないと思います。ボクスターはセダンなどに比べると、シート位置は低いですし、ドアの長さが長いです。つまり、乗り降りが大変です。

ボクスターではオプションのシートポジションメモリを着けると、ウェルカム機能が付きます。エンジン止めるとシートが後ろに下がってくれて、乗り降りしやすくなるのです。エンジンスタートすると、自動的に元のポジションに戻ります。昔乗っていた車には着いていて無駄な機能だなと思っていたんですが、乗降しづらいスポーツタイプのクルマだと光る機能な気がします。

ただ、スポーツカーと快適制というのはわりと相反する方向性なので、変な装備をつけてシートを重くするのは邪道という見方もあるかもしれません。