ポルシェ911(991.2)のターボラグ解消に向けた秘策?についてAutoCarから情報がでる

ポルシェでは次期モデルからエンジンがターボ化されます。すでにマカンでは全てのエンジンがターボとなっています。

今までのポルシェはNAエンジンを基本としており、トップモデルの911ターボでのみターボが採用されていました。今回のモデルチェンジで全ての911系モデル*1ダウンサイジングターボが採用されるのは、ポルシェファンにとっては一大事なのです。ポルシェファン以外には明らかにどうでも良いことなのですが。

さて本題です。AutoCarからその話題のターボエンジンに関して興味深いニュースが出ていました。今までもいくつか情報が出ていたステアリング脇の4つの新しいボタンについてです。

ポルシェ 991.2 ターボ ステアリングスイッチ

エンジンスペック自体については、今までもいくつリーク情報があったのですが、今回の情報で興味深いのはステアリング脇に装備される4つのボタンの情報が出てきたことです。

ポルシェのエンジニアはSRBと呼ばれるスポーツ・レスポンス・ボタンを追加した。0、S、SI、Iの4つの切り替えスイッチがついており、エンジン・レスポンスに影響するスロットル開度をセットしてくれる。ターボ・ラグは最小限にする目的だ。www.autocar.jp

やはりターボである以上はターボラグは存在するし、その乗り味はNAとは異なるということなのだと思います。ターボなのでNAとは違いますよと、単純に言い切って終わるのではなく、新しいギミックを投入してきたというのは凄いなと思います。

新たな4つのボタンをネガティブに見るなら、ターボという物理制約のもとでNAっぽさを無理矢理出そうとした小手先の対応と見ることができるかもしれません。そして、もしそうなら4つのボタンを走行状況に応じて変えるのは面倒で退屈な作業にでしかないと思います。

しかし、私はポルシェが新モデルに投入してくるわけですし、ネガティブサイドに振れることは無いだろうと思っています。最新のモデルが最良のモデルというポルシェの物作りへのスタンスをみるのであれば、4つのターボボタンは走りをより楽しくするものに違いないと思うのです。面倒なのではなく、マニュアル車のように、PDKのマニュアルモードのように、より運転を楽しくする仕組みに違いないと思うのです。押したくなるボタン、セッティングをいじりたくなるギミックだろうなと。

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*1:GT系など一部モデルはNAエンジンを残す模様