次期ボクスター(981.2)のターボエンジンが現行より低馬力という噂が出る
次期ボクスター、ケイマン(981.2)では水平対向6気筒エンジンから、水平対向4気筒ターボエンジンへと変わるのがほぼ確定とされています。
新型エンジンに関する噂は色々とありますが、ターボ化によって981.2では現行よりもパワーが上がるだろうというのが大方の予想です。ところが、イギリスのCarMagazineが新モデルで馬力が下がるという見立てを出しました。
もちろん正式発表ではありません。数々ある予測(噂)の一つにすぎませんが、今回出た予測は以下です。
現行モデルでは、Boxsterは265馬力(2.7L)、BoxsterSは315馬力(3.4L)ですから、新型はどちらも現行より低パワーということになります。ボクスターGTSは現行モデルが330馬力なので新モデルの方がハイパワーです。
直感的には、この噂は「嘘」のような気がします。GTSだけでパワーアップするというのも変な感じがしますし、ダウンサイジングターボで、パワーそのものを削るというのはちょっとしっくりきません。
もっと端的に言えば、ターボ化を心配する(NAエンジンへの愛着がある)ポルシェユーザーが多い中で、さらにパワーまで下げるとなると、ちょっとさすがにセールスを考えると、冒険し過ぎではないかなと思うからです。
ひょとっとすると991.2に新搭載されるらしいターボラグ解消まわりのギミックに相当自信があり、パワーダウンさせても十二分に魅力的な製品に仕上がるということなのかもしれません。敢えて低パワー化して次期モデルを出すのであれば、パワー以外の付加価値が高めていると考えられるからです。それはそれで期待が高まります。
などと考えると、結局、パワーが上がろうが下がろうが、次期モデルへの期待は高まるわけです。いやはや、ポルシェというブランドは凄いブランドだなと改めて思います。
ということで、新型でパワーダウンという予想が珍しかったので、取り上げてみました。ボクスター、ケイマンについては正式発表はまだ先でしょうから、しばらくはアレコレ予想したり噂したりで楽しむことができそうです。
なお、本件のソースは以下です。