首をすくめてオープンカーを運転する

虫というのは恐ろしいものです。人類を一番殺しているのは蚊という話もあります。(リンク先はビル・ゲイツのブログが発表した人類を殺してる生き物ランキング)

小学生低学年ぐらいまでだったでしょうか。素手でミミズやオタマジャクシを捕まえることができました。飼っていた亀に生き餌として与えたりしていました。亀は嬉しそうに食べていましたね。

年齢を重ねるに連れ、素手でさわれる虫の数は順調に減っていきました。今ではあらゆる虫にタッチすることが出来ません。ゴキブリどころか家でたまに見かける小さな小さな蜘蛛だって怖いのです。ややもすると「男のくせに虫ぐらいで大げさな」といった目でみられます。ただ虫への恐怖心というのは「おおげさ」とも言えないと思うのです。

セアカゴケグモのメスの体長は10mm程度ですが、牙は人の皮膚を貫き神経毒をもって死に到らしめる危険な虫らしいです。つまり、蜘蛛を恐れるというのは生きるためには必要な反応だと思うわけです。小さな蜘蛛を恐れることを恥じることは無いと言いたいですね。

蜘蛛に限らず虫というのは大体において危険な存在なのです。ライオンや熊は人を殺すことがあります。彼らは大きいですし獰猛な肉食獣です。その危険性は納得できるものがあります。

ところが、虫はどうでしょう。体長数mmサイズの虫が人間を殺すのです。蚊でも蜘蛛でも蜂でも。サイズは極小ですが危険性は極めて大きいわけです。漫画などで人間サイズに巨大化した虫が猛威を振るうような設定がよくありますが、虫は巨大化しなくても人を殺せるぐらい危険です。アレをさらに巨大化させるなんて狂気の沙汰です。

それで、その危険な虫なんですが、オープンカーにすると入ってきます。特に自然の豊かな場所へ出かけると信号待ちで入ってきますね。

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車内に入ってくる虫は、私にはみんな蜂に見えます。羽音も大きいですし、なんか形も蜂みたいなわけです。蜂は怖いです。出て行くまで首をすくめながら運転することになります。

そういうわけで、首をすくめながら運転しているオープンカーをみたら、きっとそれは蜂が入ってるんだと思います。祈るようにそっと運転しているはずですから、刺激しないでください。