クルマのタイヤに空気を入れました
全てをディーラーに任せる乗り方をしていたので、自分でタイヤに空気をいれたことがありません。ボクスターを購入したことですし、より一層愛でるべく自分で空気をいれてみました。
たかが空気されど空気で、初めてのXXXというのは何であれ緊張するものです。私は失敗を恐れるタイプなので、わりと色々と下調べをしてから実行に移すタイプです。今回も空気の入れ方をネットで少し調べてから実行しました。そのおかげもあり空気自体は思っていたより遙かに簡単にいれることができました。インターネットって便利です。結果としては、自転車のタイヤに空気をいれた経験があれば特に身構える程のことではありませんでした。
981型ボクスターのタイヤに空気を入れる方法
- 空気を入れるタイミング
ボクスターはオプションで空気圧をチェックする機能を付けることができます。マルチファンクションディスプレイにタイヤの空気圧が表示されるという便利機能ですが、そんな素晴らしいオプションは私の車両についていません。
従って、物理的な道具を使って空気圧を測ります。空気圧はタイヤが冷えている時に測った方が良いようです。運転席ドアの後ろに貼られているステッカーによれば空気圧を測る適正温度は20度のようです。
私はドライブに行く前に(タイヤが熱くなる前に)近所のガソリンスタンドで作業を行いました。 - 空気入れる器具を探す
購入もできるとは思いますが、私は近所のガソリンスタンドに置いてある空気入れを使いました。誰でも自由に使えるようになっており、盗まれないかしら?というレベルでコロンと置いてあります。今回はガソリンスタンドに置いてある空気入れを使いました。ガソリンスタンドへ感謝です。
空気入れは意外と大きいです。マンション暮らしだと保管場所に困るサイズ感です。重量は軽くて女性でも軽々運べます。
銀色の柄の部分は取っ手です。持ち運ぶときに持ちます。
本体の中で重要なのはクルクルとコイル状になっているホースの先っぽ(この先をタイヤに刺す)と、本体にあるプラスとマイナスの表記がある中央のつまみです。詳細は後述します。 - タイヤのバルブキャップをはずす
生まれて初めて自動車のタイヤのバルブキャップを外しました。ブレーキダストで手が真っ黒になりました。洗車後などの方が作業には適切なようです。
さて、バルブキャップですがボクスターはねじ式になっていました。クルクル回すと簡単に外れます。
オプションで金属製のバルブキャップが売っていますが、実際に自分でバルブキャップに触れてみると、ちょっと欲しくなりますね。樹脂製のバルブキャップは安っぽいというか、自転車のキャップと大差が無くて、なんだか不安になりました。もちろん純正品なので問題が発生するはず無いのですが。
キャップを外すと差し込み口が露出します。自転車と同じ感じで真ん中に突起があります。高校生の時に自転車のタイヤに空気を入れた経験が私の心を落ち着けてくれました。経験が無ければ中央部分の突起の存在意義について悩んでいた気がします。押してみたり、ひょっとしたら爪で挟んで抜こうとしてたかもしれません。そんなことはしなくていいんです。 - 空気いれを差し込む
タイヤ側の口と、空気入れ側の口はピタリと合うのでそのまま差し込みます。こういうのがピタリと合うと私はほっとします。規格統一されているというのは素晴らしいですね。こちらも中央に突起があるんですが、気にせずグイっと差し込みます。
空切れをタイヤの口に差し込むときに、中途半端に刺すとシューっと空気が抜ける音がします。おそらく、空気入れ側の真ん中の突起が、タイヤ側の真ん中の突起を押すことで空気が通るようになると思うんですが、しっかりと空気入れを押し当てないと空気が抜けるのだと思います。 - 空気圧を確認する
まずメーカーが指定している適正な空気圧を見ます。これは運転席のドアを開けると貼ってあります。適正な圧力が前輪と後輪について、2種類の単位(barとpsi)で書いてあります。国によって使っている空気圧の単位系が違う(マイルとメートルみたいな感じですね)ので複数表記してあるようです。
空気入れの先をタイヤに刺すと針が動き、現在の空気圧が分かります。針は200の少し下を指していました。ところで、ドアに貼られていたシールには二つの単位系がありましたが、そこには200近辺数値はありませんでした。2.0とか29とかです。
空気を入れる手順ばかり調べていて、空気圧の単位が問題なるとは思いませんでした。適正な空気圧はドアにところに貼ってあると書いてあるだけの情報が多かったのです。
直感的には空気入れの数値の100分の1がbarだろうと思われたので、針を200に合わせるように作業を続けました。(単位系については後述します)
未確認のまま作業を続けるというのは確かにリスクはあるのでしょうが、所詮はタイヤの空気ですから。クリティカルなことにはならないだろうし、直感に従って事故につながるような表記はしてないだろうと思ったのです。これが、エンジン周りの作業とかだったら躊躇した気がします。 -
針は200の少し下ですから、目指すべき200にするには、当然プラスだろうということで、空気入れの中央にあるスティックをプラス方向へ倒します。
少しいれると針が200になりました。これにて空気入れ完了です。正直、拍子抜けするほど簡単でした。あとはバルブキャップを締め直しておわりです。 -
空気圧の単位系について
作業時はステッカーに書いてある2.0barと、空気入れの200の数値を直感的に紐付けて作業しましたが、念のため確認しました。
改めて、空気入れの方の単位系を改め確認するとKPaとなっています。ステッカーに記載されているのはbarまたはpsiです。
ということで、Kpa<->barまたはKpa<->psiの単位変換が必要になります。
単位変換のコンバーターなどもありますが、こちらの表が便利かなと思いました。結論としては、Kpa<->barの変換は bar*100 = Kpa で問題なさそうです。